小さき雪星の国〜エストレ〜 |
トウワの住んでいた国。北方にある国であり、滅多に見られない美しい星空がある事で有名で外からも冒険者を含め人が結構出入りする。 規模的には小さく、取り込もうとする周辺国は少なくない。 年中が冬のような気候で、雪の降る日が絶えない。殆どが雪空か曇り空で、晴れる日は滅多にない。晴れ間が少しある程度。 星を見られる確率は非常に低く、生涯通して見る事の出来ないエストレ国民も多い。 また、夜に晴れる日が殆どない為、狙って星空を見るのは難しく、その為に外からくる人はほぼ絶えないのである。 エストレの中心街⇒エストレの中でも一番の都会であり人が集まる場所。 娯楽施設や大規模な商店街や宿泊施設といった主要施設等はこの中心街に集中している。 歴年のエストレの星空についての詳しい文献・研究資料は中心街の星の研究所に保管されている。 中心街にある研究所では星や星座、宇宙・銀河等についての展示物や資料も置かれていて見学できる場所にもなっており、 他にはプラネタリウムもある。 主に魔術師達が管理・研究していて、その為か魔法を扱う者の鍛錬・修行の場(学校)等も研究所の奥に設備・整備されており、 エストレの中でもその規模も大きい場所となっている。 トウワとエリスが住むのは中心街より離れた小さな町。中心街へは馬車だと2,3時間程かかる場所である。 |
エリス・アンメドロ(享年20歳)
身長 |
167cm |
誕生日 |
7月13日 |
血液型 |
A型 |
性格 |
控えめ 引っ込み思案 |
一人称 |
僕 |
口調 |
子供口調 |
瞳の色 |
紫 (少したれ目) |
髪の色 |
橙色(右目隠れ+アホ毛有) |
トウワの親友。エストレの出身ではなく、別の外の国から母と共にやってきた。
父は早逝しており、兄弟はいない一人っ子。母は別の国に単身赴任中で、お金や物資(食料や生活用品の予備やエリスの好きな本等)が月に1回、手紙と共に送られてくる。
本をよく読む。越してきた家の自分の部屋本棚や机には、様々なジャンルの本が並べられている。
幼い頃…3歳の時に両親からのプレゼントの星や宇宙に関する本をもらったのがきっかけで星に興味を持った。
その本は今も大切に持ち歩き、暇さえあれば時間を忘れて読んでいる。
トウワ(ノルス)の家の真向かいに越してきた。
同い年の子がいる事は母から聞いて知ってはいたし、仲良くなりたいと思っていたが、自分からは中々言えずにいた。(もとより口下手な方で口数も少なかった)
ある日、複数の同い年の輩達に絡まれ、からかわれていた所にトウワ(ノルス)が通りかかり、助けられ、それがきっかけで互いの家に行ったり泊まったりと徐々に仲良くなっていった。
現在は、母が単身で長期の仕事を別の国でしている為、母がトウワ(ノルス)の母親との親交もあって、トールシオン家に一緒に住まわせてもらっている。
エリスの能力:星の魔力を感じ取れる。どんなに微弱でもそれを感知できる。星が見られる夜を事前に把握する事が出来たのも、星の魔力を感じ取った為。
最初はこの能力に関しての自覚はなく、エストレの星の研究所の長に指摘されてようやく気づく。
魔法の才能もある事も発覚。
エリスの夢:エストレの人々に、いつでもこの綺麗な星空を見られるようにする事。その為の星の研究や魔法の勉強も欠かさないでいた。
トウワ(ノルス)のように、誰かの為に頑張れる自分になりたい。そういう想いから、その夢と目標を実現する為に勇気を出してエストレの星の研究所に赴いた。
自身の能力と魔法の才能があった事が判明した事もあってか、弟子入りのような形で研究所の一員となった。
攫われ、実験され、ドラゴンの血を適合率が低いにも関わらず入れられる。
魔力の持つドラゴン兵を作り出したいが為に無理な投薬を何度もされる。ドラゴンの力を引き出す度に自我が失われていく。
ドラゴンに変異した後のエリスの姿は巨躯の水色のドラゴン。最初は竜人に近い形態ではあったが、【蟲毒】を行うにつれてその姿はドラゴンそのものになっていった。
繰り返す変異や薬の影響で、顔にドラゴンの鱗、戻らない尾と足等、変異から戻ってもそのままになっていく等の影響が身体に出始める。
エリスの自我も薄れていき、彼の自我が保たれる時間も短くなっていく。
トウワ(ノルス)と一緒にこの地獄のような場所から抜け出してエストレに帰ろうと約束した。
しかしある日、自我の薄い時に親友である彼を傷つけてしまった事で罪悪感に苛まれ、更に心身共に衰弱していった。
そんな彼等を更なる不幸が襲い来る。
実験最終段階:【蟲毒】により、親友と殺し合う事に。
力が暴走するも、わずかに残った自我から、トウワ(ノルス)の獣人の爪の一撃に自ら身を差し出し、腹部が貫通し倒れこんだ。
最後に親友の名を呟き、親友の腕の中で息を引き取った。